スルメからゴミ袋へ
2017年11月16日 | カテゴリー: 山木康世
その昔、雑誌の取材で「私は噛めば噛むほど味の出るスルメになりたい」と応えたような覚えがある。
もう今から30年も前のことであろうか。
今はポリのゴミ袋になりたいと思ったりする。小さなゴミ袋をまとめて、そのほか燃えるゴミなどを大きな包容力で受け止めひとまとめにする。その昔にはなかった現代ならではの隠れた縁の下パワーであるゴミ袋。なぜか部屋にあると心が落ち着く。明日のゴミの日が希望の日となる。
そこはかとない魅力を感じるゴミ袋に私はなりたい。
七五三
2017年11月15日 | カテゴリー: 山木康世
千歳飴を片手に真っ赤な着物を着て髪を結って下駄をカタカタ、かわいい女の子が神社の階段を降りてくる。今日は七五三なんだね。大きくなったね。
僕はといえば一切この手の行事に参加していない。と思っている。美原時代の記憶は羊蹄山を初めとする大自然が偉大すぎて野生児としての記憶しかない。故に行事など一切なかったようだ。幼稚園の存在も知らなかった。子供は周囲の大人みんなに育てられたような良い時代が60数年前日本の当たり前、普通の姿だった。
見知らぬ大人には対応しないように、と親や先生に言われるような世の中は、やはりおかしな時代だと思う。
ガンバレ七五三。
ながーいお付き合い。
2017年11月14日 | カテゴリー: 山木康世
昨日は北海道新聞、北海道放送と故郷の2大メディアに足を運び12月10日コンサート最後のプロモーションをした。
新聞記者は20代の女性記者、放送担当は30代か。ご両親の歳を聞いた。新聞60歳、放送66歳。良い感じの同世代だ。お会いできたら青春時代の話に花を咲かせたいとも思った。まるで枯れ木に花が咲くように、パッと明るくなることだろう。
そう言えば両人とも眼鏡をかけていたな。当方はそれでも眼鏡を必要としない生活を送っている。将来において今後ますますスマホやパソコンの影響で眼科が繁盛するという。歯科はめっきり少なくなるそうだ。中学生で虫歯の子は一クラス一人いるかいないかと言うから空恐ろしい。
歯、眼、耳どれもながーいお付き合い。大事にしましょう。
今日は久しぶりのメルマガも書けた。
夕方の便で帰京します。
どうもありがとうございましたでyasu
旭川アーリータイムズ御礼
2017年11月13日 | カテゴリー: 山木康世
北風ピープー寒い中、はたまたお忙しい中、はたまたまた旭川出身玉木某公演の誘惑の中熱心なみなさんまことに有り難うございました。
その昔野澤マスターはふきのとうファンクラブ1080番の中学生だったとのこと。ここに来ると当時のお宝が一杯眠っている。
僕に限らず大勢の日本のミュージシャンが立ち寄っている。それを見事に整理されているお姿は見上げたものである。音楽という絆、コミュニケーションで長い間同志でいられる幸福を感じて、至福の一夜だった。野澤マスターありがとうございました。
冬が山から降りてくる前の一寸した一服の旭川、「薪割りの詩」が今までで一番似合った夜でもあった。
また雪が溶けたら立ち寄って元気を確認しよう。
今日は札幌で新聞の取材、ラジオ出演で、「12月10日ふきのとうホールコンサート Snow Star Show」の追い込みをかける。道央道爆走中、青空の中、右手遠方の雪を被った暑寒別連山が素晴らしい。
故郷札幌でうまくて熱いラーメンでも食ッか、週末には中国地方でどんな音楽の日々が待っているのだろう。
みんな元気が一番でyasu
北見カーティスクリーク御礼
2017年11月12日 | カテゴリー: 山木康世
お忙しい中、強風にもかかわらずカーティスクリークへお越しの皆様、誠にありがとうございました。熱心にご静聴くださいましたこと心より御礼申しあげます。
北見と言えば43年前の網走から札幌行きの汽車が大雪のため遠軽で車中泊。北見の駅からラッセルが出動、しかし降る雪にかなわず遠軽まで。佐渡山豊、海援隊、ふきのとうご一行様も仲良く一泊。あの冬の日の記憶は鮮明に脳裏に刻まれています。
また来年にでも演奏できればと思っております。青木マスター、マンデリンおいしかったです。
石北峠を越えて今日は旭川の町へ、アーリータイムスへと向かいますでyasu
揺れた!揺れた!
2017年11月11日 | カテゴリー: 山木康世
無事着いたで!
着地寸前の揺れには驚いたのなんの、冷や汗、ギュッと握りしめた金●。初めての経験、山口百恵である。
まずおめっとうさん。女満別に上陸。北見、旭川、札幌へと旅の無事を祈ってください。
知床連山が綺麗だった。もちろんオホーツクは言うに及ばずである。
強風の女満別へ
2017年11月11日 | カテゴリー: 山木康世
紋別行き欠航
札幌行き欠航
嫌な天候である。しかしどうやら女満別は大丈夫のようである。
近頃神通力が少々弱り気味。礼文の2日で使い果たしたか。
4年ぶりの北見、胸が弾む11月11日ゾロ目の縁起の良い日である。
頑張ってこよう。
行って参りますでyasu
文化の日三連発まとめて御礼
2017年11月06日 | カテゴリー: 山木康世
①千葉「さや堂ホール」はなんと言ってもあの昭和初期の建物に尽きる。デジタル世界にはない自然な本物のリバーブを体感できたことに尽きる。こんなことやってみたかった、のひとつの夢が叶った日である。
②小手指「サウンドショット」はいつものハウスとは違って、スタジオにおけるライブであった。これもなかなか体験できない。所沢は「自己流」制作で関越に通った一昔前の思い出深い地でもあった。
③桐生「デイこらっしょ」は長年のお客さんの熱い夢が叶った成せばなるを地で行った日であった。Fさんとの約10ヶ月にも及ぶ準備があってこその成果の日。先ずは御礼申しあげます。
完全に自産自消の42歳からの25年、本当にご理解のあるお客様に支えられての4半世紀であった。夢を見ることの大事さ。けれど見られないのが現実である。健康と経済と絆、これからの熟した音楽を目指して良き船出の平成29年文化の日三連発であった。まさにこの日は日本晴れ、天晴れ也と天も祝福、ゴッツアンデス。
お集まりの皆様、誠にありがとうございました。今週末は北海道で更なる心と山木音楽に磨きをかけ熟成を進める日々でございます。
さや堂ホール御礼
2017年11月04日 | カテゴリー: 山木康世
千葉市美術館内にあるさや堂ホールはその昔に使われていたとある銀行の建物跡とのこと。このような天井の高い建物はあまり見かけない。果たしてどのような配置がなされ、当時は業務を行っていたのだろう。妄想の虫がいつになく這いずり回る。
あまりにも長い自然のリバーブに陶酔、眩惑され、これからのライブの展開に子供のような期待感を持って臨んだ。
予想を遥かに越える音場に時間を忘れ音楽を楽しんだ。
これはひとつの体験であった。それもなかなか体験できない音の不思議のシャワー、大洪水。非日常のさや堂ホールは銀行であったことを忘れてはならない。この建物を考えた一設計士のロマンとお金と言う生々しい現実を如何に同居させるかという当時の開発者の頭の思考に思いを馳せ2時間同居させてもらった。
いろいろと問題の残る音場ではあったが二度と体験できないという時間を共有できたお客さまに改めて御礼申しあげます。
一寸したマジックに心囚われた一夜でありました。
赤ワインと白ワイン
2017年11月03日 | カテゴリー: 山木康世
赤いワインと白いワイン
赤いワインはブドウ全部が入ってる
白いワインは皮を取り除いている
もっぱら体に良いとされる赤ワイン
山ブドウを十二文の足で踏んづけて父も風呂場でつくっていた赤ワイン
除夜の鐘を聞きながら家族全員父の作ったワインをいただいた
あの分厚い小さなガラスのコップをはっきり覚えている
この日だけは子供でも許された父のワイン
赤ワインのグラスは金魚でも飼えそうだ
空気にいっぱいさらして味の変化を楽しむ
金魚鉢に鼻を突っ込んで匂いを楽しむ
白ワインは赤ワインより精神がシンプルなようだ
父の作った一年に一度の葡萄酒にはどんな高級ワインもかなわない
醸造発酵には時間がかかるというのも真実
夜明け前にはワインの効能も切れた
今日は千葉の美術館でノンマイク、生音だけでライブをする。建物の響きが素晴らしいという。まるで赤ワインを楽しむようだな。
夜が明けてくる。